ワンちゃんがご飯を食べる時、ワンちゃんのテーブルを使っていますか?床にフードボウルを置いてそのままだよ!という飼い主さんもいらっしゃるでしょう。
実は、ワンちゃんの食事もテーブルを使用する方が良い点がたくさんあります。ここでは「犬と猫の飼育大百科」が、ワンちゃんのテーブル(食器台)の必要性や、お金をかけずに準備できる物などまとめてご紹介します。
ワンちゃんのテーブル(食器台)の必要性
ほぼ、すべてのワンちゃんがフードボウルに顔をいれてご飯を食べていると思います。(昔、我が家にいたポメとチワワのミックスはスプーンで口に運んでもらったご飯を食べていましたが・・・・)
この、フードボウルに顔を突っ込んでいる時の頭の下がり具合が、誤嚥の危険性や消化に時間がかかる原因となるのです。
(1)逆流の危険がある
なんとなく、想像がつくかもしれませんが、下を向いてご飯を食べると、食べたものが食道や胃にスムーズに届きづらいです。
人間でも、薬を飲む時などわざわざ上を向いて飲んだりしませんか?ストンと胃に運ばる気がしますよね。逆に下を向いて飲み込むという行為は人間ではほとんどしないのでは無いでしょうか。
ワンちゃんも同じです。下を向いてご飯を食べる、飲み込むという行為はご飯が逆流する可能性があります。特に大型犬は、食道までの距離も長いので負担が大きい傾向にあります。
(2)誤嚥や胃捻転などの予防のためにも
誤嚥は、特に早食いのワンちゃんが注意したい点です。早く食べる子はその分空気もたくさん食べているため、へんなところにご飯が入りやすいです。下を向いてガフガフご飯を食べると、気管に入ってしまうなどのリスクが高まります。
また、短頭種の場合は、お鼻とお口が近いのでお鼻に入っちゃうということも考えられます。下を向いてご飯を食べると消化が遅くなる傾向にあり、胃捻転のリスクも高まります。
(3)食べる姿勢で前脚などの負担を軽減する
頭を下げて食べると、前脚や背中に負担がかかります。シニアになると足腰が弱くなるため踏ん張りが効かなくなってきます。前脚や背中、腰などの負担を軽減するという意味でも食器台は必要です。
ワンちゃんのテーブル(食器台)の高さの目安は?
頭があまり下がらない状態が理想的なので、目安としては体高のマイナス10 cm程度がオススメです。実際に、ワンちゃんにご飯を与える際に、食べやすそうな高さを探してみましょう。
市販品を購入される場合は、高さの調節ができるものを購入するとベストな高さに調整ができます。ご自宅にあるものでサイズを確認するのであれば、ティッシュの箱などを重ねて高さの確認をするという方法もあります。
ワンちゃんのテーブル(食器台)のポイント
安定感がある
食器台がガタガタすると、食べづらいのはもちろんですが、音に敏感なワンちゃんの場合恐怖心に繋がる心配もあります。また、我が家の息子のようにガツガツ食べる子の場合、食器台ごと前に進むことも考えられます。すべり止めなどがついていて、安定感のある食器台を使用しましょう。
人間でも、飲食店のテーブルがガタガタするとちょっと気になりますからね。
高さや角度が調整できると良い
高さの目安でもご説明しましたが、ワンちゃんによって食べやすい位置があると思います。
そのため、高さの調節が簡単にできるものがオススメです。また、短頭種の場合は、フードボウルを少し斜めにしてあげると鼻に入っちゃうという心配も軽減できるので、角度の調整ができるとなお良いです。
100均アイテムでワンちゃんのテーブル(食器台)を準備
100円ショップで売られている物を使用してワンちゃんの食器台を作るという方法もあります。
木製のボックスとトレーを組み合わせて作る
フラワースタンドとフードボールで作る
など、木製の箱やスタンドをアレンジしている飼い主さんも多くいらっしゃいます。ご自分でペイントするなど、オリジナルのワンちゃんテーブルを作るというのも楽しいですね。
ちなみに我が家は、ダイソーのスクエア収納ケースに、デザートトレーのような小さな木のトレーを乗せています。 超簡易的です…。
収納ケースになっているので、中に頻繁にしようしない、爪切りやバリカンなど息子グッズをしまっています。一石二鳥です。
まとめ
ワンちゃんにもテーブルが必要ということがご理解いただけましたでしょうか?
ワンちゃんにとって、楽しみのひとつである食事の時間がちょっとした工夫でより快適になります。まずは、お家にあるもので代用しても問題ありませんので、早速、ワンちゃんのフードボウルに高さを出してみてあげてください。